二 の 座 敷



(二)



 ゆきは一人目の客をもてなし、湯殿に向かった。
 今晩はあの御仁がいらっしゃる。
 コールさまがいらっしゃる。
 それを考えただけで自分の花びらがぬるぬると、いやらしい露をもらすのを感じる。
 ゆきは一人目の客の痕跡を残すまいと、ごしごしと体をこすった。
 コールのイチモツはすさまじく大きい。今まで相手をしてきた男のどれよりも大きい。今
ではコールのモノでないと満足できない体になっていた。普通の客のモノでは物足りなく
感じてしまう。
 自分の穴が引き裂かれる様な感覚と、持ち上げられ宙に浮いた様な感覚がなんともい
えないほどの快楽をもたらす。
 体の奥底にモノを打ち付けられ、苦痛と快楽のはざまでゆらゆらとゆらめいているゆき
の精神は、より一層コールを求めていた。

 つぷり。

 ゆきは自分の蜜壷に一本だけ指を差し込んだ。
 「―――はぅ……」
内壁はゆきの指をゆるゆると締め付けると、その振動を脳髄に運ぶ。
 「うく……。ん…は……」
ゆきは指を二本に増やすとくちゅくちゅと音をさせながらかき混ぜた。
 「はん……」
すでに蜜は指ではおさまらず手首までも濡らしていた。
 もう片方の手は豊な乳房をつかんでいる。濃い桃色の乳首をつまんでいる。
 あと少し、あと少しで…、というところで入り口の引き戸をほとほとと打つ音が聞こえた。
それと同時に、
 「―――ゆきさん。ゆきさん」
 それはコールの声だった。
 「入ってもよろしいかな」
 「………」
ゆきは答えられなかった。今、コールのことを想い内股をいやらしい露で濡らしている
女がここにいるのだ。
 「入りますよ」
ゆきが答える間もなく、コールは引き戸を引いた。
 「あ……」
ゆきは思わず下半身を手で覆い隠すと、コールから逃れる様に背を向けた。
 「ゆきさん、ご一緒してもいいかな」
コールは自分を隠すことなくゆきの面前に立った。
 すでにコールのモノは半分立ち上がっており、ちょうどゆきの顔の前にある。
 「ゆきさんに会いたくて、少し早いと思いましたが来てしまいました」
 「コールさま……」
 「ゆきさん、私の体を洗って下さい」
コールは何事も無かったかの様に湯船のふちに腰をかけると、ゆきの手を取った。
 「すみずみまでも洗って下さい」
ゆきは小さくうなずくと、コールの前にひざまづき、手ぬぐいを湯に浸しコールの背をこ
すった。
 「背はよろしいです。それよりも、前を……」
ゆきはほんのりと頬を染めると、コールの獣の様にけむくじゃらの胸に湯をかけた。
 「私が洗ってほしいのは、ここです……」
コールはゆきの手を取り、そのまま自分の股間に運んだ。
 ぴくりとゆきは手を引きかけたが、そのままやわやわとコールのモノを包んだ。
 少しだけ湯をかけ、いたわるかの様に柔らかな頂点を指のはらでこする。
 「―――いいですよ。そのままで」
コールは目を閉じると、ふうっと息を吐き出した。
 いつの間にかコールのモノからもぬるぬるとした露が染み出し、ゆきの指の動きを
助けてくれる。
 その露がどんどんと増え、ゆきのてのひらをも濡らし始めた。
 「ゆきさん、後ろを向いて下さい」
コールの頼みに、ゆきは素直に背を向けた。
 「ゆきさん、ずいぶん濡れていますね」
 「………」
ゆきは自分の指で慰めていたことを思い出し、急に顔が熱くなった。
 「そのまま手をついて私に尻を向けて下さい」
今度はコールがひざまづき、ゆきの尻を自分に向かせた。その頃には、ゆきはこれから
起こるであろう快感を待つだけだった。
 もどかしく。
 もどかしく。
 今か今かとコールの指を待った。
 ぬるりとコールの指がゆきの中に侵入した。
 「―――はぅ……」
 「なぜこんなに濡れているのでしょうね」
コールはひとりつぶやくと、楽しそうに指をくねらせた。
 「あぅ……。んはっ……」
 「ひくひくして妖しげな香りがしますよ」
ゆきの露は花びらだけに留まらず、柔らかな毛にまとわりつき太ももまでも濡らしている。
 しばらくの間、コールはゆきの花びらをもてあそび、かき混ぜ、そして舌で愛撫した。
 「今日こそは、こちらの穴もいただきましょう」
不吉な言葉を発したコールはゆきの腰をがしりとつかむと、ゆきの露を指にまとわせ、
 「力を抜いて下さい」
言ったとたん、ゆきの菊門に指をつぷりと差し込んだ。
 「ひぃぃぃぃ……」
ゆきは身をよじり拒絶した。朝にすませた便意がよみがえる。
 「心配しないで下さい。傷つけたりはしませんから」
優しげなコールの言葉とは裏腹に、ゆきの腹の中は太い指でかき回された。





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