二 の 座 敷



(三)



 「大丈夫です。怖い思いはさせません。おかみさんと約束しましたからね」
コールの声は優しく、しかし指は激しくゆきの腹の中をかきまぜている。
 「私の国では誰でもがしていることです。あなたもできるはずです」
コールの指はそれが単独の生き物の様にくねくねと動き、それと同時にもう片方の手は
花びらと芽をやさしく愛撫している。
 「ほら、もう二本目です」
いつの間にかコールの指は二本に増え、ゆきの筋肉は緩み始めていた。
 「―――んんん……」
 「気持ちが良くなってきましたか」
 「ひぃ……。んく……」
ゆきの声に満足したコールはぺっとつばきを吐き、指を三本に増やした。
 「ひぃぃぃぃ……」
 見えはせずとも、ゆきは自分が何をされているのかを感じていた。
 そして初めての行為に興奮しているのも事実であった。
 すでにゆきの菊門は限界まで拡げられていた。しわがのびきり、これ以上のことをすれ
ば切れてしまうであろう。
 しかし痛みと快感は紙一重である。
 ゆきは痛みの中、生まれて初めての快感を覚えていた。
 いつの間にかゆきは自分の指で花びらをつまんでいた。
 芽を強くこすっていた。引っ張っていた。
 コールの片手は菊門に。片方の手はもうひとつの穴に。
 びちゃびちゃと水気を含んだ音をさせ、湯殿では妖しげな声が聞こえる。
 「―――はぅ。んんん……、コールさま…、コールさま……」
 ゆきはすでに限界だった。
 息をするのもやっとだった。
 「ほら、気持ちよくなりなさい。ほら、自由に感じていいのですよ」
コールの声が遠くから聞こえる。
 ゆきはぷるぷると体を震わせると、
 「んはっ……。また……、また……ひぃぃぃぃ……」
ゆきは下半身の穴を全てふさがれ、血流が多くなった場所を自分でなでさすり、そして
またもや小便をもらした。
 金色の滴りは止まることを知らず、コールの腕、ゆきの腕、そしてゆきの体に散った。
 生臭い匂いの中、ゆきは何度も気をやった。その度に菊門に埋まるコールの指をきつ
く締め付けた。
 コールはゆきの中からあふれ出す体液をすすり、舐め取り何度も何度も指を出し入
れした。
 いつの間にかコールの指は四本に増えていた。しかしゆきはそれには気づかない。
 気づくはずもない。
 すでに三度も失禁を繰り返し、しかし自分の花びらへの愛撫はやめずコールの指を
しっかりと受け入れている。
 もはや全てを受け入れられる様になったゆきの菊門は、コールの努力で最大限まで拡
げられ、指を抜いてもぱっくりと口を開いていた。
 コールは舌なめずりをすると、かなり前から熱を持ちいきり立った自分自身をゆきの露
でしめらせた。
 「―――ゆきさん、そろそろいいでしょう」
コールは閉じることのない一寸ほどの穴めがけて、自分自身を突き立てた。
 「んはぁ……」
ゆきの嗚咽は苦痛ではなく、未知の物を受け入れる驚きだった。
 指とは全く違う動き。腹の中をかきまわされ、そして突き上げられ、ゆきの口からはよだ
れが垂れていた。
 「ん…ふっ……。んはっ……。ひぃ……」
べちべちと肌と肌がぶつかり合う音が響く。
 コールはゆきの腰をしっかりとつかんで自分に打ちつける。そして、自分も打ちつける。
 「―――ゆきさん、いきますよ」
コールは一言断ると、先ほどとは比べようもないほどの勢いで腰を使った。
 「んぁぁぁぁ……。ひぃっ、ひぃっ……。はぅぅぅぅ……」
 「ゆきさん、ゆきさん……」
コールは驚くほどの長さのモノをゆきの腹の中に突き刺した。根元まで差し込んだ。力強く
打ち付けた。
 コールの足に生暖かいものが流れた。
 ゆきはまたもや失禁したらしい。
 しかしコールは構いもせずに腰を振った。
 「―――ゆきさんっ」
コールは一言ゆきの名を口にすると、ぐいっとゆきの尻に自分自身を押し込んだ。
 どくどくと脈を打つソレはゆきの中で生き物の様に跳ね上がった。
 ゆきの胎内はうねうねとソレを包み込み、そして締め付ける。
 一度は精を吐き出したコールであったが、ゆきの中から引き抜くことなく、ゆきの体を後
ろから抱き込んだ。
 「ゆきさん、ゆきさん。あなたは本当に素晴らしい物を持っている」
 「―――コールさまぁ……」
すでに力の出ないゆきはコールのなすがまま。
 菊門をふさがれたまま、コールの名を呼んだ。
 「すみません、ゆきさん。私はまだ満足できません」
ゆきはがくがくとうなずくと、自分の中に納まっているコールのモノの付け根にに触れた。
 「ゆきさん、まだまだです。いいですね」
 「コールさまぁ……」
 コールはゆきの体を持ち上げ湯殿の床に腰を下ろすと、つながったままのゆきの体を
背後から抱きしめた。
 ゆきの両足は子供の様に持ち上げられ、あられもない姿をさらしていた。
 しかしゆきはコールの手をしっかりとつかむと、無意識にくいと力を入れた。
 「んん……。ゆきさん、あなたはわざとやっておられるのか」


 コールのせつない声を最後に、ゆきの神経は快楽のみを感じられるだけになった。





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